平成 10 年 2 月 第第第 2第2222222 号号号号
阪神
阪神
阪神
阪神・
・淡路大震
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・
淡路大震
淡路大震
淡路大震災
災
災
災後の建造物解体処
後の建造物解体処
後の建造物解体処
後の建造物解体処理
理に伴う大気中粉じ
理
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に伴う大気中粉じ
に伴う大気中粉じ
に伴う大気中粉じん
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ん濃度につい
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濃度につい
濃度について
濃度につい
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兵兵 庫兵兵庫庫 医科大庫医科大医科大医科大学学学 教学教教教授授 授授 小小小小泉泉泉泉 直直直直 子子子子 阪神・淡路大震災では 、15万棟におよぶ家屋が損壊
し、解体 ・撤去され仮 置きされた処分地の瓦礫量は、 県内ごみ量の約9年分に相当するという。その内容は、 約4割がコンクリート系、残りは木質系とされている。 当時、解体処理が進む ほこりっぽい街の中を、マスク をして長蛇の列をつく って代替バ スを待ったものであ る。我々は、ライフラ インや交通手段が確保できるよ うになった4月より解 体処理に伴って発生する粉じん 濃度が、解体建造物の 種類、粉じんの粒径、天候等に よってどのように変わ るかについて調査することにし た。
測定は 、震度 7の激 震地で、大部 分がコ ンクリ ート 建造物からなる神戸市 中心部の三宮駅周辺 (コンクリ ート地域)、市街地で木造家屋が多い住宅密集地(木造 地域)、対照地域として解体処理が行われていない市街 地(対照地域)を選定 して行った。解体に伴う粉じん 濃度に影響を及ぼす天 候として、前日が雨天の日と晴 天の日を選び、また、 健康影響の観点から、肺胞に沈 着する2.1μ m以下 の粒子、気管および気管支に沈 着する2.1∼11μ mの粒子、鼻や咽頭に付着する 11μ m以上の粒子に 分けて測定した。図は解体建造
粉じん濃度の環境基準 は、健康影響の面から粒径が1 0μ m以下のものをさ しており、その基準値は1日平 均値が0.10mg/m3以下で、かつ1時間値が0. 20mg/m3以下と されている。今回我々が測定し た粉じんは、10μ m以上の粒径のものも含んでおり、 そのまま環境基準と比 較することは出来ないが、環境
基準の2倍を超えるこ とはないと推測される。また、 曝露期問がほぼ1年以 内と推定すると、地震後解体処 理によって発生した粉 じん量が直ちに健康に何らかの 影響を与えたとは考え にくい。しかし、粉じんの質の 問題については議論の余地が残るかもしれない。
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最近インフルェンザ研 究者の間では現在流行している A香港型あるいはAソ 連型に代わる新型ウイルスが、 早ければ数年以内に出 現するのではないかと考えられ ています。昨年5月、 香港でかぜがもとで死亡した3 歳児からトリ型インフ ルエンザウイルスが分離され、 11月になって新たな 感染者が見つかったことからこ のウイルスが新型インフルエンザに なるのではない か と心配されています。
インフ ルエン ザは毎 年冬になると 多くの 人が悩 まさ れる呼吸器感染症で、 ふつうのかぜとは毒力や伝播力 ではっきり区別されま す。インフルエンザウイルスに はA、B、C、3つの 型がありますが、主に、AとB 型が流行の原因になり ます。A型はウイルスの表面に ある突起構造物 (HA 、NA)の抗原性からHとNを 取ってさらに亜型に細 分され、Hで15、Nで9つに 分けられます。A型ウ イルスは豚をはじめ様々な動物 に感染し、鳥からはす べての亜型ウイルスが見つかっ ています。烏ではもっ ぱら腸管粘膜で増殖し、大量の ウイルスが糞と共に排 泄されます。他の動物は乾燥し て舞い上がったウイル スに空気感染します。一方、イ ンフルエンザウイルス は分節した8本の遺伝子を持つ ことから、異なる亜型 ウイルスに同時に罹ると遺伝子 の組み換えが起きるこ とがあります。新型ウイルスは 生息場所が重なる鳥と 豚の間でこうして生まれると考 えられています。
ヒトからウイルスが初 めて分離されたのは1933年 です。それ以前の流行 はヒト血清中の抗体から知るこ とができます(図1)。新型ウイルスが登場すると、ヒ トは免疫が無いので防 御できません。しかしながら、 流行後ヒトは免疫を獲 得しウイルスに対抗するように なります。ウイルスは これに対してマイナーチェンジ を繰り返しながら流行 します。ところがウイルスの変 異箇所は限られており 、フルモデルチェンジした新型 が登場することになり ます。A型は1890年からH
2→H3→H1 (旧分 類でHsw1→H0→H1)→ H2→H3とモデルチ ェンジを繰り返し、2500万 人もの死者をだした1 918年のスペインかぜ、19 57年のアジアかぜ、 そして1968年の香港かぜと 全世界を巻き込んだ大 流行を引き起こしてきました。 登場した新型には順番 があり、循環しているようにも 見えます。香港かぜの 次の新型がそろそろと考えられ ていた1976年、ア メリカでブタ型 (Hsw1)ウ イルスが流行し世界中 に緊張が走ったが、結果的に大 流行には結びつきませ んでした。翌1977年に香港 型とは全く異なるソ連 型が新型として登場してきまし た。ところが、どうい う訳か香港型は一度変異した箇 所でマイナーチェンジ を繰り返し、二つの亜型が流行 し続けています。
どからの空気感染の道 は断たれましたし、ワクチンの 準備にも入っています 。しかしながら、インフルエン ザウイルスは変わり身 が早くヒトからヒトへの感染が
ないとはいえません。 今後とも監視を続ける必要があ ります。
(微生物部 山岡政興)
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輸入
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まとめ
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とめ
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年報第31号より 食品薬品部 武田 信幸 アフラトキシンは熱帯 から亜熱帯に生息する特定のカ
ビが生産する毒素であ り、主にB1、B2、G1、G 2の4種類が農産物か ら分離されます。世界の半数の 国では4種類全てのト ータル値で規制を行っています が、日本では最も毒性 の強いB1についてのみ規制値 (10ppb)が設定されています。
兵庫県では、過去10 年問に食品の安全性を確保する ために市販輸入食品の 香辛料、穀類、ナッツ類等10 0検体について上記4種類の検査を実施してきました。 アフラトキシンは、検査全体の5.8%から検出され、 規制値の10ppbを 越える検体はありませんでした
が、カレー粉の1検体 から規制値に近い値が検出され ています。
食品分類別の検出率で は、ホワイトペッパー、唐辛子 をはじめとする香辛料 が13%で最も高く、続いてナ ッツ類の4.l%であ り、穀類、豆類、チーズからは アフラトキシンが検出 されませんでした。輸入地域別 にみたアフラトキシン 汚染はインドネシア産とマレー シア産の汚染が多く、 両国からの輸入量が多いことも 関係していますが、ア フラトキシ ンが産出しやすい乾 燥方法を用いているこ とや、一般農産物に汚染が広範 囲に進行していることが背景にあると思われます。
農村
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追跡
跡健康
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健康
調
調査
調
査
査
査
年報第32号より 疫学情報部 山本昭夫、鳥橋義和 栄養不足と家事や農業の過重労働のためか、かつて
問題視された農村婦人貧血者は、栄養の改善と労働の 軽減により、最近ではむしろ肥満が問題となっていま す。しかしながら、現在でも女性の貧血者は、県下で 実施されている「町ぐるみ検診」で約15%が見いださ れています。
衛生研究所では、19 79∼1985年に県下5市8 町(農村地区)で実施 した調査をもとに、当時30∼ 59才の貧血者268 名、非貧血者1016名の計1 284名の女性を対象 にして、1996∼1997年 にその後の疾病、特性 を明らかにするため、アンケー ト(郵送法)による調 査を実施しました。アンケート
の回収率は78%で地 域差、貧血者と非貧血者間で大 きな差はみられませんでした。
アンケートでは、がん 、脳卒中、心臓病などの9疾病 と現在の貧血について 回答をいただきました。また、 貧血者と非貧血者の疾 病頻度の差は、統計学的な検定 から求めました。
その結果、当時の貧血 者と非貧血者の間では、その後 の死亡率に有意な差は 見られませんでしたが、当時の 貧血者は、非貧血者に 比べて貧血、腎臓病が有意に多 く、糖尿病、高血圧は 少ない傾向がみられました。が ん、心臓病、脳卒中な どの疾病では差は見られません でした。
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平成8年度、腸菅出血 性大腸菌0157の集団発生が 全国で多発しました。 幸いにも、この年、兵庫県下の 集団発生はみられませ んでしたが、平成9年7月下旬 に県下の保育園で0157の集団発生がありました。 疫学情報部では、過去 の我が国 の 集団感染事例の 報告 書等から患者情報をデ ータベース化し、発症率、菌陽
性率、入院率等を予測 する統計モデルを作りました。 この結果を今回の事例 に適用したところ、予測範囲に あることを確かめました。
また、川西保健所長と 集団発生があった柏原保健所と 共同で集団発生時の班 別 ・ 日別業務量の推移を分析し て、①学校等での症状 別出欠者の管理、②時々刻々の 最新情報を整理 ・解析 して、対策の樹立と原因究明を 行う疫学班編成の必要 性、③早期に応援職員を投入の ための、標準的な班別 職員数の算出方式の構築、④関 係機関の間で情報を迅 速 ・ 正確に伝達するためのデー タベースの構築と情報 ネットワークの基盤整備の必要
性等が明らかになりました。
Ol57患者発生は、 日ごろの予防対策が最も大切で すが、県下で初めての 集団発生を契機に行われた保健 所との共同研究が、今 後の集団発生への迅速 ・効率的 な対応に役立つものと期待されます。
なおこの研究は、3月 13日に開催される保健所 ・衛 生研究所合同セミナーで発表されます。
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微生物部 近平雅嗣
昨年11月に首都カト マンズの小児下痢症患児の、感 染性下痢症調査 のため の4回目 の サンプリングにl週 間同行しました。
11月のカトマンズの 最低気温は0℃、最高は20℃ とのインターネット天 気予報でしたが、深夜は確かに コートが必要ほど冷え 込みますが、昼は暖かく半袖で も汗をかくほどでした 。早朝の街はほとんど毎日霧に 覆われなにも見えませ んが、日射しと共に霧が晴れ、 カトマンズを取り巻く 周囲の山並みが現れてきます。 一方、市内は一日中風がなく、繁華街(Thamel) には車の強烈な排気ガ スや土ぼこり、いたる所にいる 牛や犬、香料等の様々 な臭いで充満しており、1日中 歩き回っているとけっこう疲れました。
検体はJ AlC Aの援助で 設立され たカンチ小児 病 院などで採取し、これ からは原虫を含め様々な微生物 が検出されますが、お およそ雨期のコレラや大腸菌を 主体とした細菌性下痢 症、乾期のRota‐ viru sによるウイルス性下 痢症に要約され、日本の法定伝 染病に属するサルモネ ラや赤痢菌などは今回の調査で は検出されませんでした。
写真の説明
トリブバン大学 Teachi ng 病院の構内. この大学 に は 日 本 で 研 修 を 受 け た ス タ ッ フ が 多 く , 研 究 室 を 尋 ね る と 片 言 の 日 本 語 で 話 し 掛 け ら れ る こ と が 多 か っ た.